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車庫転(シャコテン?)に注意
車庫転用いわゆる車庫転とは新築当時もともと駐車場(車庫)だった部分を倉庫や店舗など、駐車場(車庫)以外の用途に変更して建物を使用している状態のことをいいます。
建物には容積率(敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合のこと)の定めがあり、駐車場(車庫)には車庫緩和という建築物の延べ床面積の5分の1を限度として、自動車車庫の床面積を延べ床面積から除外できるという規定があります。
使用用途を変更した結果、緩和措置が適用外となり、容積率超過、違反建築物になってしまうわけです。
現在では法改正により共用部やエレベーターシャフトの容積不算入が適用でき、これらを考慮すれば、現行法においては容積率超過はないと考えることも可能ですが、購入資金の融資や売却時の懸念材料として影響がでる可能性もありますので、建築当時の用途の確認と現在の用途の確認に気をつけることが重要です。